地理学者が哲学に目覚めたら最強だったんじゃないか

オギュスタン・ベルク著『風土学序説』を紹介します。

1 このブログは誰のどんなブログ?

拙ブログの主題

は、地理学者オギュスタン・ベルク(1942-)の著作『風土学序説』(筑摩書房、2002)の内容を紹介することである。
本書の日本語訳が出版されたのは2002年1月だが、原本は著者の母国フランスで2000年に出版されていた。
またベルク氏は本書の中で

平成十一年

すなわち1999年から

仙台に滞在していた二年の間
(同書 p.4)

に本書を執筆したと述べている。
すなわち拙ブログを書いている今からおよそ18~19年前の20世紀末、9.11テロ事件の1年ほど前に本書は執筆され、ほどなくして筑摩書房から出版された。
なお、Wikipediaによると、本書はおそらくフランス語と日本語以外の言語に訳され書籍として出版されたことはない

拙ブログで「本書」と表記する時は、この本を指す。
また拙ブログでは今後、本書からの引用は本書内のページ数を筆頭に記して示す。
本書以外の資料からの引用は、慣例どおり引用直後に出典を表記する。

拙ブログを書く人=僕

は、地理学者ではない。
学問とは直接かかわらない分野の仕事に携わる会社員である。

拙ブログのタイトルの意味

「地理学者が哲学に目覚めたら最強だったんじゃないか」とは

  • オギュスタン・ベルクという地理学者が
  • 哲学的な問いについて研究したら
  • どんな哲学者よりもイケてる学説を立ててしまったんじゃないだろうか

といった意味である。

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地理学者なのに哲学?!

拙ブログのタイトルは、一連の文章が僕の問題提起であることを表している。
このブログは、僕からあなたへの問いかけである。

地理学者オギュスタン・ベルク氏が自論を著した『風土学序説』はとても優れた哲学書ではないだろうか?

いま「もっとも優れた」と言わなかったのは、「もっとも」優れているかどうかを問題にしたいわけではないからだ。
そもそもベルク氏が本書で示した学説は、少なくとも日本では今日(2018年4月現在)までまともに検証されたことがないと思われ、他の検証済みの諸学説とその質を比べるのは無理な状況にある。